クロモリ迷走記

クロモリのCOLNAGO MASTERと、PANASONIC FRCD05に乗っています。カーボンのGIANT TCRと、アルミのGIANT REVOLTも持っています。

GIANT Revolt 2のフルカスタム

 先日のTCRのフルカスタムにともない、11速コンポがほぼ一式余りました。そこで、足りないBB、スプロケット、チェーンなどをかき集めて*1、Revolt 2に移植しました。本当はGRXなどのグラベル専用のコンポを使いたいのですが、まもなくGRXが12速化するという噂もあり、タイミング的にやや微妙。。。なので、暫定的に手許に余っているコンポを流用する、という作戦です(笑)


ディスクブレーキの油圧化

 Revolt 2は(販売価格から考えれば)非常に素晴らしい完成車ですが、最大の不満は、ディスクブレーキ(SORAのSTIレバーとTEKTROの機械式)の効きの弱さです。普通に舗装路を走る分には大きな問題となりませんが、御荷鉾スーパー林道のような本格的なグラベルを下る際は、かなり気を使います。その点に関して、ULTEGRA油圧式ディスクブレーキを移植できたのは、本当に良かったと思います。


22速化

 コンポのアップグレードにともない、18速から22速になりました。ギア比が若干狭くなりましたが(最小ギア比が0.94から1に変更)、FRCD05などでグラベルを走った経験では、ギア比1 : 1でも殆どの道は走り切れます*2。それでも無理な道は、押せばよいのです(苦笑) また、今回のコンポはDi2ではありませんが、グラベルロードなので、特に問題はないと思っています。なお、悪路を走行するという点では、スタビライザー機能がついたGRXのリアディレイラーが欲しいところですが、、、そのあたりはまたいずれ。



ホイール・タイヤ交換

 ついでに(?)、足回りも変更しました。ホイールは、少し前に激安ディスカウントで購入して隠し持っていた(笑)FULCRUMのRACING 5 DBに変更。定番のアルミホイールですが、少し前にアップデートされていて、インナーリムがワイド(C20)になりました。それに合わせるタイヤは、これまた定番のGravel King SSの38C。ガレた廃道を走る場合は、Gravek King SKの43Cなどの方がよいと思いますが、とりあえずは、バランス重視でSSの38Cをチョイス。


バーテープ交換

 これまでつけていたOGKの4mmのバーテープは特に問題なく、むしろ握り心地がよかったのですが、コンポの載せ替えにともない、これまた手許にあったSHIMANO PROのグラベル用のバーテープ(3mm)に変更*3。ただ、色がイマイチな気がするので、何か別のものに替えるかもしれません。

 現在のRevolt 2の仕様は、以下のようになりました(赤字が完成車から変更したパーツ)。重量的には、ペダル込みで約9.0kgです。型落ちでディスカウントされていた完成車をベースに、手許に余っていたパーツや海外通販で半額以下だったパーツを組み合わせた結果、かけたコストからすると非常に良い仕上がりになったと思います。

Frame GIANT Revolt 2 ALUXX-Grade Aluminum OLD142mm (XS, Satin Black Diamond)
Shifter SHIMANO ST-R8025
Front derailleur SHIMANO FD-R8000
Rear derailleur SHIMANO RD-R8000-GS
Brake caliper SHIMANO BR-R8070
Front disc brake rotor SHIMANO SM-RT70 (160mm)
Rear disc brake rotor SHIMANO SM-RT70 (160mm)
Crank set SHIMANO FC-R8000 (50/34T, 170mm)
Bottom bracket SHIMANO SM-BBR60
Chain SHIMANO CN-HG601-11
Cassette sprocket SHIMANO CS-HG700 (11-34T)
Pedal MKS ALLWAYS
Wheel FULCRUM RACING 5 DB
Tire PANARACER Gravel King SS (38C)
Head parts VP Shield Cartridge 1-1/8"-1-1/4"
Seatpost WOODMAN POST SL PLUS (30.9×350mm)
Stem MORTOP SL (70mm)
Handle bar DIXNA BANDY 2 (385 / 470mm)
Bartape SHIMANO PRO Gravel Comfort (3mm)
Saddle WTB VOLT Titanium
Bottle Cage LITEPRO Aluminium Alloy C-Shaped Bottle Cage

 なお、今回のカスタムで参考になった記事は、以下のとおりです。

*1:一部のパーツは、105グレードのものです。

*2:あと、その気になれば、ギア比が同じFRCD05で使っているFULCRUM RACING 3 DBなどを共有することができます。

*3:このバーテープは、FRCD05用に買ってあったものです。

伊豆大島ぶらり旅(後編)

 昨日の続き。今日は、ゆっくりと宿で食事をしてから、のんびりとチェックアウト。

 昨日は大島一周をしたので、今日は三原山に登りたいと思います。問題は、どのルートで登るかですが、、、虫さんから御神火スカイラインという道を薦めてもらいました。どうやら、景色が綺麗らしいのです。しかし、ちょっと調べてみると、、、距離6km、平均勾配8.6%、最大勾配19.4%のヒルクライムコースらしいです。。。(坂はクソ!!!!というブログの管理者様にクソ坂を薦められたときの顔をしています/爆笑) うーん、どうしようかな、と悩みつつも、結局は登ってみることに。


 登り始めてすぐ、大島町メモリアル公園があります。ここは、2013年の伊豆大島土砂災害からの復興の一環として造られたようです。少し立ち寄りたい気分もありましたが、まだまだ登らないといけないので、今回は通過。

 御神火スカイラインは、直射日光が暑いのが玉に瑕ですが、景色は素晴らしいです*1


 渋峠ビーナスラインのような絶景。

 横を見ると、海が見えます。山と海が近いのは、島の特徴ですね。

 三原山山頂口展望台に到着。ここから先は自転車で入ることができないので、自転車を停めて、徒歩に切り替えます。


 山頂遊歩道(舗装路)を登って、お鉢巡りコース(未舗装路)へ。その途中では、奇岩を多く見かけます。


 お鉢巡りコースまで上がると、この世のものとは思えない景色。


 このコースのハイライトは、直径約300~350m、深さ約200mの巨大噴火口です。迫力満点。

 その後も、ひたすら絶景が続きます。


 以下は、1986年割れ目噴火B2火口。自然の美しさと恐ろしさを併せ持った地形。

 お鉢巡りを終えて、自転車を回収したら、山を降ります。帰路は、御神火スカイラインではなく、三原山登山道路方向へ。ただ、普通に登山道路を降らずに、この分岐を左に入ります。特に、通行を規制する標識や看板はありませんでした。しかし、道は狭く、舗装もあまり良くないです。

 この道は、1986年割れ目噴火C火口に繋がる道で、Google Mapにも描かれています*2。しかし、Google Mapで駐車場となっている場所を過ぎると、道の雰囲気がかなり怪しくなります(苦笑)

 さらに進むと、荒れた階段を登り降りする区間になります。一応は、現役の道路(のはず)ですが、、、この区間だけは遊歩道として整備されています(詳細は後述)。路面はしっかりしていて、柵もおおむね健在ですが、深い藪が完全に道を塞いでいる箇所も多く、、、何度も、ロードバイクを両手で頭上に持ち上げて突破します。現役道路を歩行者として通過しているので、何の問題もないはずですが、、、良い子は真似しないように(爆笑)

 以下は、1986年割れ目噴火C火口のあたり。景色は綺麗ですが、普通の人が来るところではないかも。。。

 廃道に慣れている人にとっては大した困難ではありませんが、夏で藪が深いのと、何よりもロードバイクが邪魔(自業自得) しかし、何とか藪を突破して、車道らしき道に抜けました。

 このあたりで種明かしをすると、この道はかつて、三原山ドライブウェイという有料道路でした。しかし、1986年の噴火で壊滅的な被害を受けて、自動車通行不能区間を溶岩流遊歩道と呼ばれる遊歩道に造り直した道です。

三原山ドライブウェイ(みはらやまドライブウェイ)は、かつて東京都大島町にあった一般自動車道事業による有料道路である。また島内では大野重治が湯場~御神火茶屋間の自動車専用道路を旧法下で出願した事から大野道路ともよばれていた。湯場地区と御神火茶屋付近を結ぶ延長4.1キロメートルの道路で、大島登山自動車道株式会社が建設、管理運営をしていた。1986年の三原山噴火に伴う全島避難で休止していたものを、大島町の要望により東京都に無償譲渡され、東京都道207号大島公園線となった。1985年(昭和60年)当時の通行料は普通、小型、軽自動車とも800円であった。三原山噴火による割れ目噴火の直撃を受け、一部が溶岩に埋まってしまった。譲渡後は自動車通行不能区間を溶岩流遊歩道と呼ばれる遊歩道にし、観光地整備をしている。(引用元

 私は、この道を山さ行がねがで知ったのですが、同サイトで報告されている2016年時点の状況よりも道がだいぶ荒れていました。まあ、冬に徒歩(手ぶら)なら、簡単に通れると思いますが。。。
 以下は、かつては主要な観光道路であったことを示す富士見峠の看板。色褪せて、いい塩梅のブルース感が出ています(苦笑)

 また、以下は、旧料金所付近。このあたりだけ、センターラインが白ではなく、オレンジ。

 さらに進むと、青看板があり、三原山登山道路と合流します。

 山頂側の分岐には何の標識もありませんでしたが、こちら側の分岐には通行止めの看板。。。まあ、中央は開いていますし、脇の歩道も塞がれていないので、、、何も知らない車が迷い込まないようにするための優しさなのでしょう*3。知らんけど(笑)

 さて、三原山登山道路に出たら、一気に元町港まで降って、ランチにしましょう。何を食べるか少し悩んだ結果、稲本食堂で、くさや定食(1000円)。夏のライドのあとは、塩味が身体に沁みます。



 ただ、塩分で少し喉が渇いたので、食後に、すぐ近くの観光喫茶ももももで、ホットコーヒー(御神火ブレンド)を飲みました。1杯目が500円、2杯目が200円ということで、2杯飲もうと思ったのですが、、、カップが予想以上に大きかったので、1杯だけにしました。


 コーヒーを飲んだら、近くのスーパーで少し買い物をして、港で大島牛乳アイスを食べてから、東京行きのジェット船に乗りました。

 そして、竹芝桟橋からは自走で帰宅。伊豆大島は楽しかったので、再訪したいと思います。

 今日も、走行距離は測っていません。なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:余談ですが、御神火スカイラインから分岐する林道元町(南)線と林道元町(北)線が気になりました。

*2:前掲のGoogleストリートビューには映っていませんが、今日の時点では、割れ目火口を示す青看板までありました。

*3:通行止めにしているのが「ジャスティス」というのが個人的にはツボです(笑) ちなみに、工事をしている形跡はありませんでした(長い間、このままの状態で放置されている気がします)

伊豆大島ぶらり旅(前編)

 出発の約36時間前に思い立ち、伊豆大島に急遽、1泊2日で行ってきました*1。完全にノープランで船と宿を予約したあと、何人かの知り合いに相談しました。その中でも、私が勝手に伊豆大島マスターだと思っている虫さんからは、大量の有益情報を教えてもらいました*2。記して、感謝します。
 まずは、自宅から10kmほど自走して、竹芝桟橋に到着。サクッと自転車を輪行袋に入れて、8時50分発の東海汽船のジェット船に乗ります。繁忙期なので、混んでいますね。


 到着予定時刻の10時35分を少し過ぎたものの、竹芝から2時間もかからずに大島に到着。今回は、元町港に着きました*3。船内後方の荷物置き場で、私の自転車が大量の荷物に囲まれており、なおかつ大島で降りない乗客の荷物だったため、下船に少し手間取りました。。。(苦笑)

 何とか無事に降りて、輪行解除。元町港着だったので、まずは、夕食を食べようと思っている店に直接行って、夜の予約を入れます*4。続いて、虫さんオススメのピザよしまで大島一周道路を走って、開店待ち*5


 大好きなクアトロフォルマッジを反射的に頼みそうになりましたが、、、ISOLA(?)という本日のオススメピザを注文。チーズベースで、ソーセージと明日葉が乗っていて、絶品。


 さて、お腹も一杯になったことですし、ゆるゆると島を一周しましょう。若干のアップダウンがあるものの、一周50kmもないので、のんびり行きます。以下は、港の見える丘と、泉津の切通し


 島の右上にある大島公園を過ぎると、少し登ります。日常的にスポーツバイクに乗っている人なら普通に越えられると思いますが、レンタサイクルを借りる観光客にはきつそうですね。。。*6 ここで、本日のハイライトの1つである裏砂漠に立ち寄ります。「1.3km先車両進入禁止」とあるので、1.3km先までは自転車で行ってよいはず。

 なかなかの砂道。。。今日は28cのタイヤなので、適切なギア比で慎重に進まないと、すぐにタイヤを砂に取られます(楽しい/笑) 他に誰もいないのも、いいですね。

 道なりに進むと、「車馬の乗り入れ」禁止区域に到着。特別保護地区は馬もダメなんですね。

 路面的にはこの先も大差ないですし、ここまでの1.3kmで砂道はお腹一杯になりました(苦笑) また、元よりルールを破る気もないので、ここから徒歩に切り替えて、少しだけ裏砂漠を散策。何もありません。。。それがよいところなのでしょうが、本当に何もないです(笑)

 砂漠に満足したら、1.3kmの砂道を引き返して、大島一周道路に復帰します。そして、これまた定番のフォトスポットである筆島を通過。

 だいぶ暑くなってきたので、波浮港まで降ったところで、島京梵天で休憩。冷たい鯛焼き(ブルーベリー&クリームチーズ)と大島牛乳で500円。レジのお姉さんに「はい、500万円ね」と言われました。500万円、、、そういう表現を久しぶりに聞きました(笑)


 一息ついたら、ほんの少しだけ走って、カフェ島里なばな食堂で、もう一息つきます(今回は、いつになく休みまくるスタイル)


 中がよく見えないのと、店主のこだわりが強そうな雰囲気があって、正直入りにくいですが、、、虫さんのオススメでもあるので、入ってみましょう。すると、店内にテントやブランコがある不思議な雰囲気。最初に目についたコールドブリューが売り切れだったので、普通のアイスコーヒーをチョイス。スッキリしていて、夏に最適です。

 最初は話しかけづらい感じに見えた店主が実は話好きなのか(?)、あれこれと島内のことを教えてくれました。一息、いや二息ついたところで(笑)、ライドを再開。遠くに見えるのは、利島と新島でしょうか。

 さらに進むと、有名な地層切断面、通称「バームクーヘン」が見えてきました。ここは、写真を撮らないと。


 バームクーヘンを過ぎれば、ゴール間近です。大宮神社でお詣りしたあと(写真は割愛)、元町港に無事帰還。さて、トリトンでアイスクリームでも食べましょうか(どんだけ食べるのか?/笑) 「大島産島のり」と「大島産パッションフルーツ」で迷いましたが、、、日和って、パッションフルーツを選びました(苦笑) 間違いのない美味さ。


 大島一周を終え、もう夕飯までやることもないのですが(本当に食べることしか考えていない)、、、折角なので、サンセットパームラインのあたりを走ります。ただ、「サンセット」の少し前で、西日(逆光)が強烈だったため、海の写真を殆ど撮れず。。。以下は、サンセットパームラインにある赤禿。約3400年前に噴火したマグマでできた地形らしいです。

 サンセットパームラインの終点付近まで走ったら、大島空港を横目で眺めつつ、適当な小径(グラベル)を抜けて、本日の宿へ。少し休んでから、徒歩で元町港に移動。日没後まもなくの港の景色が美しいです。

 そして、大島一周の前に予約した寿し光へ。まずは、お通しの海老をつまみに、ビールを飲みます。ちなみに、コースターがゴジラ

 しまにぎり8貫、明日葉の天ぷら、ちぎりくさやを注文。3品同時に出てきて驚きましたが*7、どれも絶品でした。

 しまにぎりには、大島名物のべっこうにぎりも含まれています。

 ビールがなくなったので、焼酎(御神火)を追加注文。御神火には、麦、芋、ブレンドとありましたが、、、今回は、店員さんオススメのブレンド。最後に、鯛の汁物を頂き、温かいお茶を飲んで、お会計。これだけ飲み食いして、4700〜4800円というのは非常にお得な気がします。大満足。

 食後はてくてくと宿に戻りました。今回の走行距離は、、、測り忘れました(サイコンを持ってきたのに/汗) なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:最初は翌日の夜の便に乗ろうとしましたが、あいにくの満席でした。

*2:虫さんのブログと、クロさんブログには、伊豆大島関連の記事がたくさんあって、大変参考になります。

*3:天候によって、元町港に着く場合と、岡田港に着く場合があります。

*4:結果論で言えば、平日は予約を入れなくても平気だったようですが、念のため。

*5:もし岡田港に着いていたら、しま←じまというパン屋でランチをテイクアウトしようと思っていました。

*6:手元にある観光地図には、距離4km、平均勾配6.5%と書いてあります。

*7:せっかちな私としては、待たされるよりもはるかによいのですが(笑)

今川峠〜林道コアラシ線〜林道橋立線〜林道松姫峠線〜林道土室日川線〜林道棚沢今川線

 今日は、何となくの思いつきで、山梨県の林道をいくつか走りました。まずは、いつもの道で奥多摩湖まで(ルート説明放棄)。早朝の奥多摩は、涼しくていいですね。

 そのまま大菩薩ラインで山梨県に入って、道の駅たばやまに到着。例によってオープン時間前なので、今回も鹿肉バーガーはなし。柳沢峠のわらび餅を食べに行くことも考えましたが、店に入れた試しがないので*1、やめておきます(苦笑)

 丹波山村から小菅村に入るには、今川峠(距離4.5km、平均勾配7%、最大勾配20%)を越える必要があります*2。序盤のローラーすべり台付近の激坂が最難関なので、そこを乗り切れば、あとは淡々と。

 今川峠を越えたら、小菅側に降る道から分岐する林道コアラシ線に入ります*3。最近、オフロードバイクの動画で見かけて、興味を持ちました。

 この林道は、わりと小さめの石が多く、比較的走りやすいです。ただ、序盤の登りで、少しタイヤが滑りました。。。(その後、体重のかけ方を調整しました)

 貴重な完抜け林道ですが、特に眺望が良いということもなく、房総のような(?)秘境感があるという訳でもなく、可もなく不可もなくといった感じ*4

 今川峠側から2.2kmほど走って、以下の写真の分岐まで来ると、林道コアラシ線は終わり。左右に伸びる道は、林道橋立線です。右方向に登ると、ダートがありますが、すぐに行き止まり(進入禁止)になるので、、、今回は左方向へ。

 すると、県道508号(大菩薩峠線)に出ます。


 この分岐を右に行くと、林道小菅線があって、白糸の滝や雄滝に行けますが、現在は通行止め。

 なので、左方向に進んで、小菅村を抜けて、松姫峠を目指します。

 松姫峠の小菅側は2018年に登っていますが、今回は松姫トンネルを抜けて、大月側に向かいます。長いトンネルなので(延長3066m)これまで避けてきましたが、今回初めて通ります。トンネル内部で工事により片側交互通行がありましたが、幸いにして交通量が少なく、無事に通過。

 トンネルを抜けて振り返ると、左手に旧道の奈良倉トンネルが見えます。

 坑門に鹿が描かれています。まさか「奈良」倉だからではないですよね?(このあたりにも、鹿はいると思いますが/笑)

 この旧道(林道松姫峠線)は、通行止めです。ただ、これが全面通行止めではなく、車両通行止めである、という複数の情報がありました*5。徒歩OKなら、自転車の押し歩きも法的にOKのはず、、、という訳で、いざ行かん。

 林道松姫峠線(大月側)の様子は、Googleストリートビューでも確認することができます。実際もおおむねそのままで、路面などはかなり綺麗です。ただ、奈良倉トンネルの次の白草トンネルがめちゃくちゃ暗いです。VOLT800のハイモードで照らして通りましたが、当然のことながら前方しか明るくできないので、自分が進むにつれて、後方から闇が迫ってくる感じがなかなかでした(苦笑)

 真っ暗な白草トンネルを抜けると、左右に道が分岐します。左は峠に向かう道で、右が松姫湖(葛野川ダム)に向かう林道土室日川線。まずは、右へ。

 すぐに、葛野川トンネルが現れます(扁額が外されていますが)*6

 トンネル内に入ると、二股になっていますが、どちらの出口にも厳重なゲートがあります*7。正面のゲートの先に奇妙な二段重ねの隧道があって、それも見たかったのですが、大人しく諦めます*8

 白草トンネルまで引き返したら、トンネル前の分岐を左に進んで、松姫峠を目指します。この道も、明らかに定期的なメンテナンスが入っている感じ。小石や枝が多少落ちていたり、日陰に苔が生えていたりしますが、林道としては問題のないレベルに見えます。唯一荒れていたのは以下の場所ですが、徒歩で移動する分には何の問題もありません。

 松姫峠の標高は1250mほどあるので、上の方まで来ると、景色が綺麗です。たしかに、自動車の通行には適していないのかも知れません。ただ、歩行者のみならず、自転車の通行もOKにしてくれると、長い松姫トンネルを通らなくて済むのですが。。。

 そんなことを考えながら進んでいたら、頂上が見えてきました。

 大月側から頂上に到達。

 峠からは、小菅側の道を一気に降って、道の駅こすげへ。ちょっとお腹が空いたので、チャーちゃんまんじゅう(高菜、ネギみそ、さくら)を補給*9

 道の駅を出たら、今川峠を少しだけ登り返して、林道棚沢今川線に入ります。


 林道の入口は、いい感じにパンチが効いた登り(苦笑)

 林道棚沢今川線は「半ダート」と聞いていましたが、なかなかダートが出てきません。。。砂利だらけの舗装路を「ダートはまだか、ダートはまだか」と進んで行くと、、、ようやく登場!


 林道棚沢今川線の未舗装路は、走りやすくてよいですね。ただ、長さが短いのと、自宅からのアクセスが微妙です。。。そして、途中から分岐する林道棚沢大成線は、現在通行止め*10

 そのまま林道棚沢今川線を抜けて、国道319号と合流。

 崩落地点を国道で迂回して、途中から林道棚沢大成線に入ろうと目論みましたが、、、そちらにも通行止めの看板がありました。。。

 仕方がないので、奥多摩湖あたりで少し遅めのランチでも食べて、帰りましょう。本日のチョイスは、『絶メシロード』にも登場した島勝で、とろろめし定食。塩分や酢がライド後の身体に沁み渡ります。食後に、店の前の自動販売機で珍しくトマトジュースを買ったのですが、夏場はいつもと違う栄養分を身体が欲するような気がします。


 お腹一杯になったら、青梅駅まで軽く流して、そこから輪行で帰ることにします*11。今回の走行距離は182.17km、獲得標高は2624mでした。

 なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:わざわざ営業日と営業時間を調べて行っても、臨時休業だったり。

*2:奥多摩湖から丹波山村を経由せずに小菅村に入るルートもあります。そちらは、帰りに通ります。

*3:「コアラシ」は、漢字で書くと、どんな字なのでしょうか??

*4:先週、大弛峠のダート区間を降ったので、それと比べて物足りなく感じているだけかも知れませんが。

*5:たとえば、山梨県観光文化部観光資源課によるサイトにも、山頂側のゲートに「車両通行止め」と書いてあります。よくあるパターンとして、登山客の通行を想定しているのかも知れません。

*6:因みに、トンネルの左に続くダム管理用の道路は、すぐにゲートで行き止まりになります。

*7:それは知っていましたが、この二股になっている景色が見たくて、ここまで来ました(笑)

*8:このあたりは、トロッコ軌道跡が残っていたり隣の深城ダムにも廃道があったりするので、なかなか興味深いエリアです。

*9:この道の駅でも鹿肉バーガーを買えるのは知っていますが、、、小菅と言えば、チャーちゃんまんじゅう。

*10:大してやる気のない通行止め看板ですが、事前にSNSで調べた限りでは、がっつりと崩落していて、通り抜けるのは難しそうです。

*11:平日昼間、しかも夏場の新青梅街道を走りたくありません。。。

トネリコカフェ〜竹林カフェ風〜セイコーマートぶらり旅

 突然ですが、新しいサイコンとして、Bryton Rider 750 SEを買いました。これまで使ってきたLezyne MEGA XL GPSは、48時間稼働する点が気に入っていますが、もう少し見やすいナビが欲しくなりました。ナビ機能という観点ではGarminが有力候補となりますが、そんなに多機能・高機能である必要はなく*1、もう少し手頃な値段で、できるだけ稼働時間の長いサイコンが欲しいと思いました。そして、いくつかのモデルを検討した結果、Rider 750 SEの購入に至りました。
 さて、前置きが長くなりましたが、今日は、新しいサイコンの動作確認がてら、前から気になっていたカフェをハシゴします。まずは、千葉県柏市にあるトネリコカフェを目指します。ルート作成には、Bryton Active(Bryton用のアプリ)を使います。


 Bryton Activeが引いたルートに関しては、「もう少し走りやすい道がある」や「何故こんな細い住宅街の道を通らせるのか」と思う局面もありましたが、Googleのナビと大差ないルートだったので、及第点と言ってもいいと思います*2。ただ、街中のなんでもない坂でクライムチャレンジ機能が発動するのが少し邪魔なので(勝手に画面がマップから切り替わるので)、山岳コースを走るとき以外は、この機能をオフにするかもしれません。

 それ以外に特に不満はなく、無事に目的地に到着。Rider 750 SEは、直感的に操作できますし、わりと良いサイコンだと思います*3


 トネリコカフェに入店したら、フレンチトーストプレートと少し迷ったあと、パスタセットを注文。今日のパスタは、イカと明太子の和風パスタ高菜のせでした。ドリンクは、アイスアールグレイをチョイス。どれも美味しくて、大満足。



 デザートも注文しようかと思いましたが、このあと別のカフェに行くつもりなので、今回は自粛。我慢してえらい!(笑) という訳で(?)、トネリコカフェを出たら、そこから15kmほど離れた埼玉県北葛飾郡竹林カフェ風に向かいます。ルートは、スマホでサクッと引きました。
 トネリコカフェから竹林カフェ風までの道は大して面白くないので、まるっと割愛。竹林カフェ風に到着(笑)

 アイスコーヒーと、日替りシフォンケーキ(バナナ)を注文。合計で550円! ここは江戸川CRのすぐ脇ですし、休憩地点として重宝しそうですね。


 因みに、このカフェにあるサイクルラックは竹製です。

 さて、帰りましょう。しかし、このまま帰るのも勿体ないので(謎)、草加市のセイコーマートで買い物をしていきましょう。北海道のコンビニであるセイコーマートは、都内にはないのです。がっつりと買い物できるように、ポケッタブルリュックを持ってきました(やる気まんまん/笑)


 欲しいものを適当にカゴに入れていったら、予想以上にたくさん買ってしまいました。。。その場でバターアイスだけ食べて、残りはポケッタブルリュックへ。


 ここで、1つ問題があります。無計画に飲み物をたくさん買ってしまったため、ポケッタブルリュックの華奢な肩紐が自宅まで耐えられるか分かりません。。。かと言って、ここでアルコールを飲む訳にはいきません。少し考えた結果、下ハンを持って、なるべくエアロな体勢を取り、できるだけ荷物の重さを自分の背中で受け止めれば問題ないと判断(笑) 空力目的のエアロポジションではないため、のんびりと安全運転で帰りました。

*1:特に、私には、ワークアウト機能が不要です。

*2:ルート作成時に「自転車」を選ぶか、「MTB」を選ぶか、「モーターサイクル」を選ぶかでルートが変化しますが、どれが良いかはケースバイケースですね(たとえば、「モーターサイクル」は、無駄にクネクネしたルートを引かないのが良いところですが、トラックだらけの走りにくい道を使ったりするので)

*3:初期設定に少し手間取りましたが、それはサイコンの問題ではなく、(1) 私のiPhoneのOSが少し古かったことと、(2) 自宅付近でGPSを拾いにくいこと、が原因でした。

GIANT TCR ADVANCED 1 DISC KOMのフルカスタム

 昨年の秋からTCRのカスタムを計画していましたが、昨今の社会情勢もあって、必要なパーツを集めるのに半年ほどかかってしまいました。しかし、何とか無事に完成させることができました。なお、今回のカスタムは、以前からミニベロでお世話になっているカルマックスタジマにお願いしました。いつもありがとうございます。


Di2化

 まず、コンポを12速のDi2 Ultegraにアップグレードしました*1。ギア比は、これまでと同じで、フロントが50 / 34T、リアは11-34Tです。クランク長は、完成車の170mmから、MasterやFRCD05と同じ165mmに変更。正直、11速と12速の違いにそれほどの関心はないのですが、Di2化によって (1) 変速が楽になる、(2) STIが小さくなることでバイクの振りが軽くなる、という点が大きいです*2

ハンドル交換

 今回のカスタム以前からTCRの乗り心地にはおおむね満足していましたが、フレームの問題なのか、ハンドルの問題なのか、ロングライドで手が痛くなるのが悩みでした*3。そこで、ハンドルをGIANT純正のアルミから、TNIのカーボンに交換しました。これで多少は楽になるとよいのですが。。。もし楽にならなかったら、単なる「軽量化」と割り切って、ポジションを見直したり、バーテープやグローブで工夫したりします(笑)

ホイール交換

 これまでTCRは、FRCD05とホイールを共有していました(BORA WTO 33 DB)。しかし、TCRを12速化したことにより、11速のFRCD05とホイールを共有することができなくなりました。そこで、昨年末の海外通販のクリスマスセールで恐ろしいほどにディスカウントされていたFULCRUMのSpeed 40 DBに交換。タイヤは、BORAと同じMICHELIN Power Roadの25C*4。リムが7mm高くなったことで、どのように乗り味が変化するのか、楽しみです。





現在の仕様まとめ

 現在のTCRの仕様は、以下のとおり(赤字が完成車から変更したパーツ)。重量的には、ペダル、ボトルケージ(×2)、サイコンマウントなど込みで約7.2kgです。なお、TCRから外したパーツの一部は、Revoltに移植しようと思っています。

Frame GIANT TCR Advanced-Grade Composite OLD142mm (XS, Amber Grow)
Shifter SHIMANO ST-R8170
Front derailleur SHIMANO FD-R8150
Rear derailleur SHIMANO RD-R8150
Brake caliper SHIMANO BR-R8170
Front disc brake rotor SHIMANO RT-MT800 (160mm)
Rear disc brake rotor SHIMANO RT-MT800 (140mm)
Crank set SHIMANO FC-8100 (50/34T, 165mm)
Bottom bracket SHIMANO BB71-41B Press Fit (BB86)
Chain SHIMANO CN-M8100
Cassette sprocket SHIMANO CS-R8100 (11-34T)
Pedal KACTUS Titanium Axle CNC Alloy Ultralight Pedals
Wheel FULCRUM Speed 40 DB
Tire MICHELIN Power Road (25C)
Head parts FSA Shield Cartridge 1-1/8"-1-1/4"
Seatpost GIANT VARIANT Composite
Stem GIANT Contact (8 Degree) (100mm)
Handle bar TNI Peloton (380mm)
Bartape SUPACAZ Super Stickey Kush Star Fade (Gold)
Saddle TNI LiteFly

 なお、今回のカスタムで参考になった記事は、以下のとおりです。

*1:元々は、11速のワイヤー変速のUltegra

*2:ディスクブレーキとワイヤー変速の組み合わせについては、こちらの記事を参照。

*3:他の自転車ではアルミのハンドルでも全く痛くならないので、フレームやポジションの違いによるものかもしれません。

*4:これはBORAから剥がしたのではなく、少し前に売却したBulletにつけていたものです。

荒川CR〜熊谷〜秩父〜矢通反隧道〜大達原隧道〜神庭洞窟〜岳集落跡

 今日は、何となく荒川CRを北上し、何となく秩父まで走って、何となく隧道や廃村を巡ってみました(笑) まずは、国道4号千住大橋を渡り、千住新橋からCR左岸へ。

 荒川CRには今更特筆するべきものがないので、熊谷までの80km弱をまるっと割愛(おい) 荒川大橋でCRを離脱し、適当な一般道に入ると、花堤という五家宝屋さんを発見。いろいろな種類の五家宝が売られていましたが、ほうじ茶味と、あんず入りのもの(熊谷っ子)をチョイス*1


 国道140号に合流したら、ひたすら秩父方面へ。何となく、小前田選手権(笑)

 小前田駅の先は、寄居駅。ここから野上駅付近の区間は、5日前に御荷鉾スーパー林道に向かうときにも通りました。

 西武秩父駅に到着。ここまで約120km。連休中ということもあってか、いつになく人が多いですね。。。周辺の飲食店も混んでいるだろうと思い、駅ナカ秩父わらじかつ亭で軽くランチ*2


 さて、これからどうしましょうかね?(安定のノープラン) 定峰峠秩父側から奥武蔵グリーンラインに上がるか、それとも、山伏峠経由で飯能・名栗方面に行くか? 少し考えた結果、せっかく秩父まで来たので、このあたりで行き損なっているスポットを落穂拾い的に巡ることにします*3
 ランチを終えたら、国道140号を武州日野駅まで進み、矢通反隧道へ。国道から外れた秩父の名所に行く場合は、もれなく結構な斜度の坂を登ることになります。そして、最後は未舗装になるパターン(苦笑)

 矢通反隧道に到着すると、残念ながら全面通行止めでした。。。現在は舗装された道路がすぐ脇を通っていますし、もう補修されることはないのかも知れませんね。。。*4 柵の手前から中を覗くと、奥の方が素掘りになっていることが分かります。

矢通反隧道は、秩父市荒川日野地内にあるトンネルである。昭和15年に着工し、昭和16年に竣工。この尾根を境に南北に行き来しやすくするために掘削された。(引用元


 国道140号に戻ったら、さらに西に進みます。その途中、大滝トンネルという新しいトンネルを作っていました。去りゆく隧道があれば、新たに生まれる隧道あり。

 大達原という地域まで走ったら、国道を外れて、1.1kmほど舗装路を登ったあと、未舗装路へ。車両通行止めではないので、そのまま突撃(笑)

 200mほどダートを進むと、大達原隧道があります。巨大な石灰岩の素掘り隧道は、全国的にも非常に珍しいそうです。秩父と言えば、石灰岩

強石から三峯神社へ向かうかつての「三峰街道」には、大達原の手前に、石灰岩をくりぬいたトンネルがあります。(中略)今は人も通らずひっそりとしていますが、大正の初めのころは三峯神社への参拝客で賑わったそうです。大正5年(1916)に秩父巡検した宮沢賢治も、このトンネルを通って三峯神社へ向かったものと思われます。大正10年、荒川沿いに国道(現在の140号)が開通するまでは参道として重要な役割を果たしました。ちなみに国道も巨大な石灰岩体をくりぬいてトンネルを通しています。(引用元



 反対側から見ると、石灰岩の大きさに圧倒されます。なお、この隧道は少し分かりにくい場所にあるのですが、観光地化しようとしているのか(?)、観光客向けの新しい看板がありました。



 また、国道に降りたところにある駐車場にも、同様の看板がありました(帰りに駐車場のトイレに立ち寄った際に発見)

 続いては、もう少し西にある神庭洞窟へ。もはや「隧道」ですらなく、「洞窟」です(笑) オートキャンプ場の外れから未舗装の小径を進んでいきます。観光客向けの標識もあって、通行禁止ではありません。


 崖沿いのシングルトラック(?)を慎重に進んで行くと、分岐がありました。標識によると、「半洞窟・鍾乳洞」は右らしいです。えっ、右? ここを登るの?
 

 結構な斜度である上、徒歩でも滑りやすい路面なので、自転車から降りて、担ぎに切り替えます。最後の方は(自転車なしであったとしても)歩きにくいので、自転車はキャンプ場に置いてきた方が身のためです(普通の感覚を持った人であれば、初めからそうしている説/苦笑)

 それはそうと、神庭洞窟に到着。何となくの気分で来たのですが(おい)、縄文時代の洞窟らしいです。

この神庭洞窟は、眼下を流れる荒川によって、石灰岩の下部にある比較的軟らかな泥岩が侵食されて約5万年前に形成されたものです。こうした洞窟は天然の住居として古くから人々に利用されてきました。(引用元



 洞窟の中には入らず、すぐ近くの鍾乳洞へ。鍾乳洞に入るには装備も覚悟も足りないので、ここも入口から中を覗くだけにしますが、中から冷気が漂ってきました。


 自転車を担いで下界に降りたら、国道140号を秩父方面に切り返します。その道すがら、「大逹原隧道」と名付けられた隧道を発見。反対側(東側)がスノーシェッドになっているため、往路には気がつきませんでした。この隧道と先ほどの素掘り隧道との正確な関係は不明ですが、元々は現道の隧道も素掘りだったようです。このあたりには巨大な片洞門などもあり、走っていて気持ちのいい区間ですね。

 国道140号を浦山ダム付近まで戻ったら*5、久しぶりの廃村探訪*6。このあたりは廃村が多く存在することで有名ですが、今回は、その中で最も有名な岳集落跡に向かいます*7。ダムまで登ったら、何となく寄国土トンネルに立ち寄ります。獅子舞をモチーフにしているそうですが、RPGのラスボスとエンカウントしそうな佇まいです(笑)*8


 さて、岳集落跡に行きましょう。インターネット上の情報では「練馬区秩父青少年キャンプ場」の脇から行くと書いてありますが、Google Mapに描かれた道で青少年キャンプ場に行こうとすると苦労します*9。実際は、国土地理院の地形図で一目瞭然なように、諏訪神社の脇の(Google Mapでは途切れている)小径から登ります*10。やはり、途中から未舗装になります。

 最初に入る分岐さえ間違えなければ、集落跡まで簡単に辿り着けます。さすがは有名スポットだけあって、村の痕跡がかなり残っていますね*11



 廃屋満タン(苦笑)




岳集落(たけ集落)は、埼玉県秩父市の廃村集落。徒歩以外に近づくことはできず、日向集落から徒歩10~15分ほどに位置する。「廃村T」「T集落」等として紹介されていることもある。1955(昭和30)年時点では10戸44人の人口があった。山掴集落とともに、2003(平成15)年秋に発売された「PlayStation2」用ホラーゲーム「SIREN(サイレン)」に出てくる「羽生蛇村(はにゅうだむら)」のモデルになった集落の一つだという。(引用元

 ちなみに、集落内にある十二社神社は、現在もきちんと管理されています。以下の位置に自転車を停めて、徒歩でお詣りしました。

 私は特に廃村好きという訳でもないのですが、岳集落跡は規模が大きかったので、わりと楽しめました。廃村を出たら、一気に秩父方面に下り、西武秩父駅から輪行で帰りました。

 今回の走行距離は190.73km、獲得標高は1521mでした。なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:あとで食べましたが、どちらも非常に美味しかったです。

*2:一瞬、安田屋に行こうかと思いましたが、、、あとで通ったら、長い行列ができていたので、そちらに行かなくて正解でした。

*3:メジャーなスポットは、確実に混んでいるので。

*4:国土地理院の地形図からも消されています。

*5:浦山ダムは、秩父4ダムを巡った際にも訪れました。

*6:前回は、奥多摩の峰集落跡に行きました。

*7:「岳集落」は、「嶽集落」と表記されることもあります。

*8:トンネルの脇の平場には、旧道が続いています。

*9:まず、入口に車両(?)進入禁止の看板があり(法的な強制力があるかは不明ですが)、Google Mapで描かれている小径は小さな石段です。

*10:別に立ち入り禁止の場所ではないですし、「迷った余所者がウロウロして近隣住民の方に迷惑をかける方が良くない」という考えに基づいて、アクセス方法をはっきりと書きました。

*11:2013年に起きた火災以前は、さらに家屋が存在していたようです。