クロモリ迷走記

クロモリのCOLNAGO Masterと、Panasonic FRCD05に乗っています。カーボンのGIANT TCRも持っています。

奥多摩〜犬切峠〜柳沢峠〜笹子峠〜大月ぶらり旅

 今日は、天気が良かったので、久しぶりに奥多摩方面をのんびりと走ってきました。まずは、奥多摩駅まで輪行でワープ。普段は自走することが多いのですが、自走だと奥多摩丹波山の通過が夜中や早朝になりがちで、そのあたりの飲食店を殆ど利用できないのです。。。そう、今回は、いつも通り過ぎるだけの柳沢峠のわらび餅を食べに行くのです。そんな圧倒的ゆるぽた企画。

 駅前で輪行を解除し、たまたま居合わせた折りたたみ自転車の方と少しお話ししたら、奥多摩湖方面に出発。朝ということもあり、走り始めは少し寒かったですが、すぐにちょうどよくなってきました。そして、駅から5〜6km走っただけで、奥多摩湖に到着。近すぎる(笑) ここで持参したパンとお茶を取り出し、朝ごはん。見事な秋晴れの中、静かな湖面を眺めながら過ごす時間は至福。


 一息入れたら、青梅街道を山梨方面へ。本当に最高の天気。


 あっという間に山梨県に突入し、大菩薩ラインの登坂を開始。それほどキツイ坂ではないのですが、距離が長いので、軽めのギアでゆるゆると登っていきます。


 ここで、ちょっと寄って行きたい場所があります。それは、道の駅たばやま。そう、ここの名物である鹿肉のバーガーを食べたいのです。道の駅のオープン時間は9時らしいので、その時間を狙って到着。

 あれ、やってない。。。道の駅自体は開いていて、地元の人もちらほら見かけましたが、鹿肉バーガーを売っている店が開いていない。。。ぐぬぬ。。。ヤラレタ(涙) 失意の中、道の駅の入口の激坂(笑)を登り返して、前に進みます。しばらくすると、これまた丹波山名物(?)謎のキノコ屋へ。見た目は単なる廃材置き場、しかもラジオをガンガンかけていて、異様な雰囲気。実はここ、真夜中でもラジオをガンガンかけており、だいぶ手前の闇の奥から人声が聴こえるので、めっちゃ怖いのです。。。

 夜は完全なる心霊スポットのキノコ屋ですが、昼は別に怖くないので、ちらっと中を覗いています。しかし、人の気配はありません。。。誰かいたら、キノコを買って帰ろうと思ったのですが。。。まあいいや、と登坂を再開し、、、丹波山のもう1つの心霊スポット(?)である花魁淵に到着。55人の遊女が命を落とした橋のあたりに現在近づくことはできませんが、隠れ廃道ファンとしては少し気になります*1

武田勝頼の死による甲州征伐の折、武田氏の隠し金山と言われたこの黒川金山も閉山となった。この時、金山の秘密が漏れることを危惧した金山奉行・依田の主導で、鉱山労働者の相手をするため遊廓にいた55人の遊女と金山に従事した配下の武士を皆殺しにすることを決め、酒宴の興にと称して柳沢川の上に藤蔓で吊った宴台の上で彼女らを舞わせ、舞っている間に蔓を切って宴台もろとも淵に沈めて殺害した。(WIkipedia)

 さて、このまま柳沢峠まで行くと、わらび餅屋の開店時間(10時)には少し早いのです。そこで、前から存在は知りつつも行きそびれていた犬切峠に登ります。花魁淵のすぐ近くから林道一ノ瀬線へ。よくある感じの林道ではありますが、静かな雰囲気が好きです。また、入口付近の右手が崖になっていて、前掲の花魁淵の逸話について考えさせられます。


 しばらく登って、オートキャンプ場を過ぎると、小さな標識に「犬切峠」の文字があるので、そこを曲がります*2。そのまま直線すると、一ノ瀬高原がありますが、、、野犬の目撃情報が多数あるので、やめておきます(臆病)

 野犬怖い、と思いながら、脇の小道に入っていくと、、、いきなり2匹の犬が出現し、アホほど吠えてきます(震え) 一応は縄につながれていますが、そもそも道が非常に狭く、犬と1m未満のところを通らないといけないので、めっちゃ怖い。。。「ごめん、ちょっとだけ通して」とリアルに声に出して犬に語りかけたあと、一気に走り抜けましたが、、、縄の限界まで近づいてきて、飛びかかろうとしてきました。。。恐るべし、犬切峠。。。
 命からがら犬達から逃げると、秘境感のある素敵な道になります。犬切峠は、距離2.8km、平均勾配9.8%なのですが、、、序盤は大して登りません。。。これは、嫌な予感(苦笑)

 帰宅後にこのページを見て知ったのですが、前半は殆ど登らずに、後半が15%前後になるという典型的な斜度詐欺。。。犬切峠の名前の由来には諸説あるようですが、その1つが「往ぬ、きり」というのもよく分かります。。。2.8kmの短距離激坂とはいえ、ここまで奥多摩駅から40km近く登ってきていて脚を削られ、犬にメンタルも削られているので、なかなか手強いです。。。激坂区間の写真を撮る余裕は皆無でしたが、何とか登頂。

 事前情報通り、何もなし。眺望も標識もなし。どこかに続く登山道(?)の入口がありましたが、通行止め。激坂が好きな坂バカか、秘境が好きな旅人くらいしか来ないのではないかという、ストイックな登りでした。因みに、何気に標高1300m以上あって、奥多摩周遊道路の最高地点である風張峠よりも高いです。恐らく再訪はないですね(苦笑)

 特に頂上でやることもないので、さっさと反対側に下って、青梅街道に戻ります*3。青梅街道との合流地点から数km登れば、今日の目的であるわらび餅を食べることができます。犬切峠の激坂を制したご褒美。これまでいつも営業時間外に通るだけだったので、非常に楽しみ。そして、「名水わらび餅」の文字が見えてきました。キター!!!

 バイクを停めようとすると、、、ん、、、「本日お休みを頂きます」という張り紙を発見。嘘でしょ。。。(白目)

 鹿肉バーガーについで、わらび餅も食べられないのか。。。(絶望) しかし、ここで諦めては、食い道楽の名が廃る(謎) 塩山に支店があるという情報をインターネットで見つけたので、そちらに一縷の望みをかけることにして、、、柳沢峠を登り切ります。標高1472mで気温が低いですが、富士山がくっきりと見えます。

 予定していた補給(わらび餅)を食べられなかったので、峠の茶屋でランチにすることに。店主おすすめの肉そば、それと味噌おでん。肉そばは、890円で1玉、990円で2玉という謎の価格設定なのですが、ここまでの獲得標高が1700mを超えていたので、大した罪悪感もなく2玉をチョイス。美味しかったです。



 空腹が満たされたら、柳沢峠を塩山方面に下ります。朝に見た天気予報ほど気温が上がらず、ちょっと寒かったですが、、、空気が澄んでいて、過去イチの絶景。


 下りの途中で上日川峠の入口を通過したり、塩山駅前で(先週ちょっと知り合いと話した)大弛峠のことを思い出したりしましたが、、、今日は「ゆるぽた」なので、わらび餅を目指します。

 おお、ここだ。。。こっちは、やっていた。。。中に入ると、様々な種類のわらび餅が売られています。

 少し迷ったので、店員のお姉さんと相談した結果、一番ポピュラーらしい「白糖」をテイクアウト。近くのコンビニで暖かい飲み物を買って、駐車場の端で実食。


 星、3つです!(堺正章風)。これは、皆さんが「美味しい」とか「おすすめ」というのがよく分かります。Tom's Cyclingが「グルメと絶景があれば、それはゆるぽた」と言っていたので、富士山とわらび餅で「ゆるぽた」条件を満たしました(笑)
 さて、これからどうしましょうかね?(安定のノープラン) 当初は柳沢峠から青梅方面に戻ろうと思っていたのですが、予定外に塩山側に下りてしまいました(別に後悔はしていません) とりあえず、笹子峠を越えて、甲州街道で東京方面に少し走りましょうか。

 笹子峠は、「この峠を登ろう」という目的地になることはなくて、東京と山梨を移動するときの「通り道」という認識。でも、その割に意外と距離が長くて、標高も1000m以上あるんですよね。。。余談ですが、私が初めて自転車で100km以上走ったのは小学生のときに(父親に連れられて)都内から山梨まで自走したときで、初めて自転車で1000m以上の峠を越えたのは笹子峠(キャンプ道具満載で!)。ある意味では思い出深いところなのですが、、、毎回「子供をえらいところに連れてきたな、うちの親は」という感想しかありません(笑)*4

 笹子峠を越えたら、甲州街道を東に走ります。下り基調でスピードも出るのですが、交通量のわりに路肩が狭く、あまり好きな道ではありません。何度も走っている道ですし、行きも奥多摩駅まで輪行したので、自走で帰るモチベーションがありません(おい) そこで、大月駅まで走って、小さい甲州ワインを買って、輪行で帰ることにしました。


 本日の「ゆるぽた」の走行距離は108.08km、獲得標高は2449mでした。わらび餅がとても美味しかったので、次は柳沢峠の上で食べたいですね。ちなみに、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:ゲートを越えて入る気はありませんが、ドローンか何かで空撮した映像は興味深く見ました。

*2:なお、登ってくると、この標識の裏側を見ることになるので、見逃さないように注意。ここに載せた写真は、後ろを振り返る格好で撮りました。

*3:林道一ノ瀬線の地図を見ると分かりますが、青梅街道から北に外れて、ぐるっと回って、また青梅街道に出る形をしています。そして、その円の途中を横切るのが犬切峠です。

*4:因みに、帰りも自走したので、笹子峠大垂水峠を2回ずつ越えています。