クロモリ迷走記

クロモリのCOLNAGO MASTERと、PANASONIC FRCD05に乗っています。カーボンのGIANT TCRと、アルミのGIANT REVOLTも持っています。

今川峠〜林道コアラシ線〜林道橋立線〜林道松姫峠線〜林道土室日川線〜林道棚沢今川線

 今日は、何となくの思いつきで、山梨県の林道をいくつか走りました。まずは、いつもの道で奥多摩湖まで(ルート説明放棄)。早朝の奥多摩は、涼しくていいですね。

 そのまま大菩薩ラインで山梨県に入って、道の駅たばやまに到着。例によってオープン時間前なので、今回も鹿肉バーガーはなし。柳沢峠のわらび餅を食べに行くことも考えましたが、店に入れた試しがないので*1、やめておきます(苦笑)

 丹波山村から小菅村に入るには、今川峠(距離4.5km、平均勾配7%、最大勾配20%)を越える必要があります*2。序盤のローラーすべり台付近の激坂が最難関なので、そこを乗り切れば、あとは淡々と。

 今川峠を越えたら、小菅側に降る道から分岐する林道コアラシ線に入ります*3。最近、オフロードバイクの動画で見かけて、興味を持ちました。

 この林道は、わりと小さめの石が多く、比較的走りやすいです。ただ、序盤の登りで、少しタイヤが滑りました。。。(その後、体重のかけ方を調整しました)

 貴重な完抜け林道ですが、特に眺望が良いということもなく、房総のような(?)秘境感があるという訳でもなく、可もなく不可もなくといった感じ*4

 今川峠側から2.2kmほど走って、以下の写真の分岐まで来ると、林道コアラシ線は終わり。左右に伸びる道は、林道橋立線です。右方向に登ると、ダートがありますが、すぐに行き止まり(進入禁止)になるので、、、今回は左方向へ。

 すると、県道508号(大菩薩峠線)に出ます。


 この分岐を右に行くと、林道小菅線があって、白糸の滝や雄滝に行けますが、現在は通行止め。

 なので、左方向に進んで、小菅村を抜けて、松姫峠を目指します。

 松姫峠の小菅側は2018年に登っていますが、今回は松姫トンネルを抜けて、大月側に向かいます。長いトンネルなので(延長3066m)これまで避けてきましたが、今回初めて通ります。トンネル内部で工事により片側交互通行がありましたが、幸いにして交通量が少なく、無事に通過。

 トンネルを抜けて振り返ると、左手に旧道の奈良倉トンネルが見えます。

 坑門に鹿が描かれています。まさか「奈良」倉だからではないですよね?(このあたりにも、鹿はいると思いますが/笑)

 この旧道(林道松姫峠線)は、通行止めです。ただ、これが全面通行止めではなく、車両通行止めである、という複数の情報がありました*5。徒歩OKなら、自転車の押し歩きも法的にOKのはず、、、という訳で、いざ行かん。

 林道松姫峠線(大月側)の様子は、Googleストリートビューでも確認することができます。実際もおおむねそのままで、路面などはかなり綺麗です。ただ、奈良倉トンネルの次の白草トンネルがめちゃくちゃ暗いです。VOLT800のハイモードで照らして通りましたが、当然のことながら前方しか明るくできないので、自分が進むにつれて、後方から闇が迫ってくる感じがなかなかでした(苦笑)

 真っ暗な白草トンネルを抜けると、左右に道が分岐します。左は峠に向かう道で、右が松姫湖(葛野川ダム)に向かう林道土室日川線。まずは、右へ。

 すぐに、葛野川トンネルが現れます(扁額が外されていますが)*6

 トンネル内に入ると、二股になっていますが、どちらの出口にも厳重なゲートがあります*7。正面のゲートの先に奇妙な二段重ねの隧道があって、それも見たかったのですが、大人しく諦めます*8

 白草トンネルまで引き返したら、トンネル前の分岐を左に進んで、松姫峠を目指します。この道も、明らかに定期的なメンテナンスが入っている感じ。小石や枝が多少落ちていたり、日陰に苔が生えていたりしますが、林道としては問題のないレベルに見えます。唯一荒れていたのは以下の場所ですが、徒歩で移動する分には何の問題もありません。

 松姫峠の標高は1250mほどあるので、上の方まで来ると、景色が綺麗です。たしかに、自動車の通行には適していないのかも知れません。ただ、歩行者のみならず、自転車の通行もOKにしてくれると、長い松姫トンネルを通らなくて済むのですが。。。

 そんなことを考えながら進んでいたら、頂上が見えてきました。

 大月側から頂上に到達。

 峠からは、小菅側の道を一気に降って、道の駅こすげへ。ちょっとお腹が空いたので、チャーちゃんまんじゅう(高菜、ネギみそ、さくら)を補給*9

 道の駅を出たら、今川峠を少しだけ登り返して、林道棚沢今川線に入ります。


 林道の入口は、いい感じにパンチが効いた登り(苦笑)

 林道棚沢今川線は「半ダート」と聞いていましたが、なかなかダートが出てきません。。。砂利だらけの舗装路を「ダートはまだか、ダートはまだか」と進んで行くと、、、ようやく登場!


 林道棚沢今川線の未舗装路は、走りやすくてよいですね。ただ、長さが短いのと、自宅からのアクセスが微妙です。。。そして、途中から分岐する林道棚沢大成線は、現在通行止め*10

 そのまま林道棚沢今川線を抜けて、国道319号と合流。

 崩落地点を国道で迂回して、途中から林道棚沢大成線に入ろうと目論みましたが、、、そちらにも通行止めの看板がありました。。。

 仕方がないので、奥多摩湖あたりで少し遅めのランチでも食べて、帰りましょう。本日のチョイスは、『絶メシロード』にも登場した島勝で、とろろめし定食。塩分や酢がライド後の身体に沁み渡ります。食後に、店の前の自動販売機で珍しくトマトジュースを買ったのですが、夏場はいつもと違う栄養分を身体が欲するような気がします。


 お腹一杯になったら、青梅駅まで軽く流して、そこから輪行で帰ることにします*11。今回の走行距離は182.17km、獲得標高は2624mでした。

 なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:わざわざ営業日と営業時間を調べて行っても、臨時休業だったり。

*2:奥多摩湖から丹波山村を経由せずに小菅村に入るルートもあります。そちらは、帰りに通ります。

*3:「コアラシ」は、漢字で書くと、どんな字なのでしょうか??

*4:先週、大弛峠のダート区間を降ったので、それと比べて物足りなく感じているだけかも知れませんが。

*5:たとえば、山梨県観光文化部観光資源課によるサイトにも、山頂側のゲートに「車両通行止め」と書いてあります。よくあるパターンとして、登山客の通行を想定しているのかも知れません。

*6:因みに、トンネルの左に続くダム管理用の道路は、すぐにゲートで行き止まりになります。

*7:それは知っていましたが、この二股になっている景色が見たくて、ここまで来ました(笑)

*8:このあたりは、トロッコ軌道跡が残っていたり隣の深城ダムにも廃道があったりするので、なかなか興味深いエリアです。

*9:この道の駅でも鹿肉バーガーを買えるのは知っていますが、、、小菅と言えば、チャーちゃんまんじゅう。

*10:大してやる気のない通行止め看板ですが、事前にSNSで調べた限りでは、がっつりと崩落していて、通り抜けるのは難しそうです。

*11:平日昼間、しかも夏場の新青梅街道を走りたくありません。。。