クロモリ迷走記

クロモリのCOLNAGO MASTERと、PANASONIC FRCD05に乗っています。カーボンのGIANT TCRと、アルミのGIANT REVOLTも持っています。

パンパティ〜早戸川国際マス釣場〜ZEBRA Coffee & Croissant

 最近忙しく、あまり遠出ができないのですが、、、今日は、気分転換に相模原方面に食事に行ってきました。まずは、いつも通り、甲州街道を経由して、尾根幹へ。オネカン戦士稲城ペダリオン(笑)*1

 尾根幹のアップダウンを抜けたら、橋本方面に向かい、パンパティでプチ補給。ローディのSNSでよく見かける「森の切り株」に初めて出会いました。



 プチ補給を終えたら、県道510号と県道513号を使って、宮ヶ瀬湖西岸の早戸川国際マス釣場を目指します。


 そして、林道荒井線を使おうと思ったら、まだ通行止め。。。*2 仕方ないので、林道奥野線で迂回。

 ちょっと登って、奥野隧道を通過。


 隧道の先の分岐を左に入ると、八丁林道*3

 八丁林道を下ったところにあるT字路を右に進むと、林道早戸川線。因みに、左方向は林道荒井線で、がけ崩れで通行止め。


 ここまで来れば、マス釣場はすぐですが、ちょっと寄り道。それは、林道早戸川線に入ってすぐのところにある八丁橋。ダムの水位が低いときは、現在の八丁橋から旧八丁橋が見えます*4

 現橋から下に降りるルートは殆ど通行止めで、ゲートが設置されています。ただ、一箇所、まったく封鎖されていない遊歩道(?)があったので、そこから降りることに。

 すぐに、旧橋に到着。ヤマビルがいたら嫌だなと思いましたが、大丈夫でした。


 旧橋から現橋を見上げると、以下のような感じ。因みに、ここから八丁林道の旧道(廃道)が続いていて、現在の八丁林道に続いています*5

 旧橋の風情を楽しんだら、現道に復帰して、マス釣場へ。ここに来るのは、2年ぶり。


 マス釣場に来たのは、釣りをするためではありません。食堂で、マスを食べるためです(笑) この時期は、マス親子丼(通称・痛風丼)が有名ですが、残念ながら欠品中。。。

 今回は、マスアライ定食を注文。こちらも絶品でした。


 お腹いっぱいになったら、いま来た道を引き返します*6。マスをしこたま食べたあとに見る、マス供養塔。。。

 帰りは、ZEBRA Coffee & Croissantに寄って、カフェラテを飲みます。平日は、空いていて良いですね。


 カフェラテを飲んだら、野猿街道聖蹟桜ヶ丘に向かい、ジャイアントストア聖蹟桜ヶ丘TCRディレイラーハンガー(予備)を購入*7

 その後は、多摩川二子玉川まで下り、そこから国道246号で帰りました。今回の走行距離は150.73km、獲得標高は1364mでした。なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:余談ですが、この像の裏手に公衆トイレがあって、夜中でも利用できるため、よくここに立ち寄ります。

*2:2年前も通行止めでした。

*3:Googleで検索する限り、この道を「林道八丁線」とは言わないようですね。詳しく調べた訳ではありませんが。

*4:水位が上がると水没するため、旧橋は幻の橋とも呼ばれています。

*5:現道への出口が封鎖されていることを確認済みだったため、今回は散策しませんでした。

*6:ここは辺鄙なところにあるため、少なくとも宮ヶ瀬湖まで戻らないと、どこにも行けません。

*7:Revoltのディレイラーハンガーは取り寄せないといけなかったので、自宅付近のショップで取り寄せることに。

FRCD05のハンドル交換

 FRCD05のハンドルを、KCNC SC Force(400mm)からOnebyEsu Grand Monroe SL(380mm)に交換しました*1。KCNCのハンドルは重量面でも乗り心地の面でも気に入っていたのですが、私にとっては少し幅が広かったのが難点でした*2。そこで、今回思い切って、前から気になっていたOnebyEsuのGrand Monroe SLを導入*3。細部の形までも非常に造り込まれた素晴らしいハンドルなので、実戦投入するのが楽しみです。

薄く設定したトップは手前に5mmベンドさせるとともに左右に向かって5mmせり上がらせ、ショルダーは快適なホールド面を持つ。バーテープの段差を設けたセンターは31.8mm径の長さを116mm取り、アクセサリーをマウントし易く設定。フィットゾーンの設定で操作性を高め、ドロップ部分の断面形状の外側斜め45°を最大3mm削ることで、ドロップポジションでの掌部分により高いグリップ感を得られるように工夫。リラックス効果を発揮するようにドロップ部分はエンド方向に10mmのハの字を切るフレア形状。(公式サイト

 Grand Monroe SLはリーチが短いので、ステムを10mm伸ばして対応。バーテープは、知人に勧められたMash Up Rideに交換*4


 因みに、このバーテープは、蓄光です。

 ついでに、伸びていたチェーンもDura-Aceに交換しました。

 納車時からだいぶ仕様が変わったので、以下にまとめておきます(赤字が納車時から変更されたパーツ)

Frame FRCD05 (2020) 510mm (ED-PL)
Shifter SHIMANO ST-R8070
Front derailleur SHIMANO FD-R8050
Rear derailleur SHIMANO RD-R8050-GS
Brake caliper SHIMANO BR-R8070
Front disc brake rotor SHIMANO SM-RT800 (160mm)
Rear disc brake rotor SHIMANO SM-RT800 (140mm)
Crank set SHIMANO FC-R8000 (50/34T, 165mm)
Bottom bracket SHIMANO SM-BBR60
Chain SHIMANO CN-HG901
Cassette sprocket SHIMANO CS-HG800 (11-34T)
Pedal KACTUS Titanium Axle CNC Alloy Ultralight Pedals
Wheel CAMPAGNOLO BORA WTO 33 DB
Tire MICHELIN Power Road (25C)
Head parts TANGE TG36ISLC 1-1/8
Seatpost KCNC Ti Pro Lite
Stem TNI Helium 17 (110mm)
Handle bar OnebyEsu Grand Monroe SL (380 / 400mm)
Bartape Mash Up Ride (3mm)
Saddle fabric Scoop Radius Pro

 なお、今回のカスタムで参考になった記事は、以下のとおりです。

*1:Grand Monroe SLは、フレア形状なので、正確には380 / 400mmです。

*2:私の肩幅は370mmなので、TCRでは380mm、Revoltでは385mmのハンドルを使っています。

*3:余談ながら、同じOnebyEsuのMahoraと少し迷いました。

*4:このバーテープは、驚きの980円!

飯能・名栗ぶらり旅

 今日は、FRCD05に乗って、久しぶりの飯能・名栗方面へ。最近はグラベルライドが多めでしたが、今回は舗装路オンリー。まずは、少しのんびりめの時間に自宅を出て、飯能駅まで自走。主に新青梅街道と所沢入間バイパスを使って、ほぼ最短経路で到着*1

 飯能駅からは県道70号に入り、CAFE KIKIで朝食。アイスコーヒーとフレンチトースト。なんだかんだで、(恐らく)3年ぶりのCAFE KIKI。



 朝食を終えたら、これまた久しぶりの名栗湖。またいつか、林道広河原逆川線で有間峠に登れる日は来るのでしょうか?(遠い目)



 さて、これからどうしましょうかね?(安定のノープラン) 普段の私であれば、天目指峠経由で林道子の山線に向かうと思いますが*2、今回は珍しく、素直に山伏峠を越えてみようと思います。ただ、せっかく山伏峠に向かうのであれば、その前に不通県道73号の下見をしようかと(笑)

 上記の写真の分岐を右に進むと、山伏峠。左に進むと、県道73号の不通区間。県道73号は、主要地方道の1つにもかかわらず、飯能市秩父市の境にある鳥首峠のあたりが車両通行不能区間となっています。また、道沿いには、かつての集落跡や石灰鉱山の採掘場跡地が存在します。
 この分岐を左に進み、川沿いにキャンプ場が点在する道を登っていきます。路面が少し濡れているせいもありますが、それにしても結構滑る気がします(要注意)

 1.5kmほど(?)登っていくと、旧武蔵白岩鉱山に到着。「この先行き止まり 道路の終点です」という看板がありますが、その脇に「鳥首峠方面登り口」を示す矢印があります。

 ここから先は車両通行不能区間で、「ハイキング道」となります。いずれ徒歩で鳥首峠を越えたいと思いますが、今日は自転車ですし、担ぎで越えるための装備もないので、下見はここまで。先ほどの分岐まで引き返します。

 少し寄り道しましたが、ここからは素直に山伏峠に向かいます。今日は、ローディを多く見かけます。

 実は、一度も入ったことのない山伏BASE。ほら、ガチの山岳系戦闘民族の棲み家っぽいから(笑)

 とはいえ、山伏峠は平均勾配3.9%なので、私のようなゆるポタ専門家でも、ぬるっと登頂。

 逆側に下って、正丸峠へ。これは一瞬。

 ちょうど小腹が空いていたので、奥村茶屋で昼食にします。ここはジンギスカンが有名ですが、今日は手軽に正丸丼(豚丼)。週末だからか、登山客で混んでいますね。。。


 サクっと食べたら、国道299号に下りて、少しだけ走った先にある県道395号で、林道子の山線へ。子の権現に登るコースとしては、南側の林道双沢線が圧倒的に有名ですが(特にラスト数百メートルの激坂が)、ヒルクライムコースとしては、この北側の方がキツく、個人的には雰囲気も好きです。距離3kmで、平均勾配10.3%なので、なかなかパンチが効いています。


 この林道は過去にも何度か登っていますが、暑い時期に登るものではないですね。。。汗だくで登頂(苦笑)

 お寺にお詣りして、例の巨大なわらじと記念撮影。

 帰りは、南側を慎重に下り、倉掛峠を通過して、飯能駅の方向に戻っていきます*3

 飯能駅から先は、国道299号と所沢入間バイパスを経由して、国道254号で帰りました。

 今回の走行距離は190.25km、獲得標高は1994mでした。なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:このルートは、新青梅街道が渋滞する時間帯は使えないのが玉に瑕。

*2:私がこのエリア(国道299号と県道70号の中間)で好きな道は、東峠と天目指峠。

*3:倉掛峠は、「峠」と呼ぶほどの坂ではないですよね。もっとエゲツない無名の峠が飯能にはたくさん。。。

佐久〜田口峠〜下仁田〜本庄ぶらり旅

 昨日の続き。佐久からの帰り道は新幹線を使うと早いのですが、前夜の思いつきで田口峠に登ることにしました(安定のノープラン) コースとしては、昨日立ち寄った龍岡城のところから県道93号に入ります。


 そして、小川沿いの静かな道を登っていきます。ヒルクライムという観点では逆側から登った方が楽しい(獲得標高が多い)と思いますが、今回は遠征先からの帰り道なので(笑)


 林道田口十石峠線の入口のところに、県道93号の交通規制を知らせる看板がありますが、この日は通行可能*1

 この看板から4.7kmで田口峠に到着。峠の直前にトンネルがあります。


 さて、反対側に下りましょう。こういう寂れた道、大好き。


 途中から分岐する林道星尾線は、全面通行止め*2

 地図を見ると分かりますが、田口峠は東側の九十九折りが凄まじいです。勾配はそれほどでもないので、景色を楽しみながら登れそうなコース。今回は、下りですが(笑)


 林道沖ヶ沢線と林道広川原線も全面通行止め。


 どんどん下って、群馬県南牧村に突入。田口峠は、ピークに県境がない珍しい峠。

 林道狭岩大仁田線との分岐。この道は通行可能でしたが、探索せず*3

 それはそうと、南牧村と言えば、御荷鉾スーパー林道の西側の入口があります。今日はスーパー林道に入りませんが、入口だけ写真撮影*4

 そのまま道なりに進んで、道の駅オアシスなんもくで小休止。標高が下がってくると、暑いです。。。

 道の駅を出たら、少し先の下仁田へ。当初は、駅近くのコロムビアで豚すき焼きを食べて、ここから輪行で帰るつもりでした。しかし、予定よりも30〜40分ほど早く着いてしまいました。。。どうしましょう?

 とりあえず、もう少し東京方面に走って、輪行にかかる交通費を減らしましょう(笑) ただ、昨日からRDの状態が悪いので、、、あまり無理をせず、自宅まで一本で帰れる高崎線本庄駅を目指すことに。何度も停車して、アジェスターを回しつつ、何とか埼玉県に突入。

 チェーンをチャラチャラ鳴らしつつ(苦笑)、本庄駅に到着。

 お腹ペコペコだったので、たまたま見つけたベトナム料理屋で、鶏肉のフォーと豚肉のバインミーを食べてから、輪行で帰りました。



 今回の走行距離は88.45km、獲得標高は588mでした。なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:これより手前、龍岡城のあたりにも同様の看板がありました。

*2:田口峠付近の林道は、全て短いピストン林道らしいです。

*3:ここもピストン林道らしいです。

*4:御荷鉾スーパー林道は、4月に全線走破しました

林道東山線〜林道田口十石峠線ぶらり旅

 今回は、思いつきで長野県の佐久市までやって来ました*1小海線中込駅スタートで、佐久のロングダートを走ろうと思います。

 中込駅から約3km、県道120号沿いにある正安寺の脇から林道東山線に入ります。この林道は延長約19kmで、未舗装区間が18kmもあります。

 最初は、舗装路で一気に登ります。佐久市の熊出没注意の看板が妙にリアルで怖いです。。。(苦笑)


 ここからグラベル区間に突入。序盤は、わりと走りやすい路面。ただし、前半は、登りが多めです。


 林道東山線には、多くの分岐があります。以下は、林道北沢線の入口。

 ところどころ、38cのタイヤには厳しい路面があるので、そのあたりは慎重にラインを選びます。個人的には、大きめの石が敷かれているところよりも、小さい砂利がフカフカのところ(見た目では少し分かりにくい)の方がタイヤを取られて怖かったです。フラペでなかったら、2〜3回落車していたかも知れません(汗)

 林道南沢線の分岐と、林道所沢線の分岐。たしか後者は、集落まで抜けられたはず。


 アップダウンが多いのと、あまり景色が変わらないのが欠点ですが、これだけの長さのグラベルを走れるのは非常に嬉しいですね。


 林道中村線との分岐。この林道も集落に抜けられて、先ほどの林道所沢線とループできたはず。

 後半は、プチ崩落の箇所が目立つようになります。また、大崩落を片付けたような箇所もありました。こういう長い林道が全線開通しているのは、ある種の奇跡なのかも知れません。

 道の傍らに落ちている「林道唐沢線」の看板。林道唐沢線というのは、この区間の古い名称でしょうか?*2

 最後は、少しガレ気味の路面を下って、県道93号に出ます。林道東山線では、誰にも会わなかったので、非常に楽しめました。因みに、右側の白い看板に書かれた「大沼林道」というのも、古い名称なのでしょうか?

 県道93号を1〜2kmほど下ると、「日本で海から一番遠い地点」と看板に書かれた以下の場所に出ます。ここが、次の林道田口十石峠線の入口です。

 看板の脇にある小さい橋を渡ると、道が左右に分岐しています。左は、日本で海から一番遠い地点に向かう林道滝ヶ沢線ですが、一般車両通行止めです*3

 橋の先の分岐を右に行くと、林道田口十石峠線の標識があります。ここからスタート。この林道は、約17kmの全線未舗装路*4

 林道田口十石峠線は、林道東山線よりもアップダウンが少なくて、路面も綺麗なので、非常に走りやすいです。グラベルロード乗りの皆さんがオススメしていたのも納得。また、この日は、1台のオートバイとすれ違っただけで、交通量が少なかったのもラッキー。


 あと、明るく開けた区間があって、気持ちよく走れます。

 谷川橋の先は、左が本線。右は、林道赤谷線という道です。余談ですが、このあたりからRDの調子が悪くなり、橋の上でアジャスターを回したりしました。

 体感的には、上記の分岐からの登りが、林道田口十石峠線で一番の頑張りどころ。登り切ると、林道の標識があります。ここは、よく写真で見かける場所ですね。

 もう少し走ると、県道108号に出ます。県営林道の開設事業計画によると、ここまでの区間が「佐久市側第2工区」ということになっていて、実質的には、現時点の林道田口十石峠線はここまでだと感じます。県道を挟んだ先に「佐久穂町側第1工区」がありますが、この日は通行止めで、「新しい林道を作っています」という看板がありました(写真を撮り忘れました/汗) この第1工区を抜けると、林道灰立沢線を経由して、国道299号まで接続します*5。なお、この区間を抜けられるタイミングもあったので、ネット上のブログや動画などで情報を見つけることができます。

 第1工区を通行できる場合は、さらにその先の林道茂来線に向かうのが定番のようですが、今回は通行止めだったのと、RDが不調だったこともあり、グラベル走行はここまで*6。素直に、県道108号で国道299号まで下ります。その途中で、謎の仏像のテーマパーク(?)なるものを見かけました。これは一体何なのでしょう??


 それはさておき、県道108号は、走っていて気持ちのよい道でした。夏休み気分が高揚したので、その道すがら、アンバサを飲みました(笑)


 国道299号に合流。

 その後は、のんびりと裏道で中込方面に戻りつつ、龍岡城五稜郭ぴんころ地蔵などに寄り道しました。急に、ゆるぽたモード(笑)


 今回の走行距離は58.55km、獲得標高は1242mでした。酷暑ですし、こういう「美味しいところ」だけを走る旅が楽ちん(軟弱) なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:上野駅から佐久平駅までは、新幹線を使いました。

*2:長野県には、同名の別の林道もあります。

*3:海から一番遠い地点に到達するには、沢登りなども必要らしいので、そもそも徒歩でないと行けない気がします。

*4:どこまでを「林道田口十石峠線」とみなすかにもよりますが。

*5:当初は林道の名前にもある十石峠まで接続する計画だったようですが、何らかの理由で短縮されたようです。

*6:帰宅後に、林道茂来線も通行止めであったことをSNSで知りました。因みに、県道108号を余地ダムまで進んで、その先の未舗装路に入るというパターンもあるようですね。

檜枝岐村〜龍王峡〜鬼怒川温泉ぶらり旅

 昨日の続き。現在いる檜枝岐村は、「酷道」として有名な国道352号沿いに位置しています。なので、元々は枝折峠を越えて、新潟県の魚沼方面を目指すつもりでした*1。ただ、東北・北陸の天気予報が軒並み36度以上だったこと、昨日チューブレスタイヤのトラブルがあったことなどから、国道352号を逆方向に進んで、鬼怒川方面に切り返すことにしました。


 以下は、檜枝岐村にある屏風岩。迫力満点です。

 南会津は豪雪地帯なので、スノーシェッドやトンネルが非常に多くあります*2

 檜枝岐村から40kmほど走ると、中山トンネルに差し掛かります。このトンネルは不思議な形をしていて、クネクネ曲がったり、二股になっています。それだけ道を作りにくい地形だったのでしょうか?

 そして、檜枝岐村から来ると、トンネル内で登ることになり、、、トンネルを抜けると、そこは峠! 中山峠という名前らしいです。

 また、国道352号はかなり線形改良がされているようで、現道の脇に旧道らしき廃道区間や廃橋が多く見られます。たとえば、以下の廃橋は、旧銀竜橋という名前らしいです*3

 会津高原尾瀬口駅を過ぎて、分岐を右に入ると、国道121号国道352号、国道400号の重複区間になります。だんご三兄弟(笑)

 道の駅たじまで軽く飲み物を補充したら、山王峠を越えて、栃木県へ。残念ながら旧道は通行止めなので、現道のトンネルを通過*4

 上三依塩原温泉口駅を過ぎると、男鹿川沿いの温泉街をいくつも抜けていきます。そして、この区間にも古い橋がちらほら。



 そうこうしているうちに、紅葉で有名な龍王峡に到着。時間的には少し早いですが、ここでランチを食べることにします。数件ある食堂のメニューを見比べた結果、めし処龍王に入って、生ゆば定食と岩魚の塩焼きを注文。うまし。



 食後は、渓谷を散歩して、虹見の滝を見たり。

 龍王峡を楽しんだら、鬼怒川温泉郷に移動して、滝見橋へ。


 何故この橋を渡っているかというと、、、鬼怒川の廃墟群がよく見えるから(笑)

 せっかく鬼怒川まで来たら、廃墟を眺めないと(あくまで個人の見解です/笑)*5


 廃墟を堪能したら、帰ります(唐突)

 とはいえ、電車が1時間に1本しかないので、、、鬼怒太の湯で足湯に浸かったり、栄屋製菓で栗入り饅頭を食べたり。



 まだお昼ですが、今日は輪行で帰ることにします。

 今回の走行距離は94.25km、獲得標高は730mでした。なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:筧五郎さんの記事を読んで、枝折峠に興味を持ちました。

*2:スノーシェッドの途中に飲食店があって、とても驚きました。

*3:それ以外にも、もう少し先にある旧岩本橋も気になりました。

*4:現道とも旧道とも違う謎の道も近くにあるようですが、今回は探索せず。

*5:鬼怒川には、有名な(?)廃観光道路もありますが、そちらは自重しました(苦笑)

日光〜霧降高原〜林道川俣桧枝岐線〜檜枝岐村ぶらり旅

 Revoltのカスタムがようやく完了し、狭山湖での試走も済んだので、今回は、念願の林道川俣桧枝岐線に行ってきました。実は、これまでも何回か行こうとしたのですが、天気とスケジュールの都合がつかず、何度も断念してきました。。。いつまでたっても行けないので、しびれを切らして雨の日に決行(おかしい) 東武日光駅をスタートする時点ですでに雨。

 霧降高原までのヒルクライムは、約12km、平均勾配7%程度。とはいえ、ここは単なる通り道なので、脚を使い切ってはいけません。少しずつ雨も強くなってきたので、無理せずに淡々と登って、標高1440mの六方沢展望台に到着。

 ここで問題が発生。降水量1mmの天気予報に反して、まさかのゲリラ豪雨。。。*1 雨宿りする場所もないので、大笹牧場まで慎重に下って、緊急ピットイン。レインウェアが浸水して、ずぶ濡れになったこともあり、寒気を感じました。そこで、簡単に身体を拭いて、念のために持ってきた冬用のインナーを装備。本当は室内に避難したかったのですが、ガンガンに冷房が効いていたため(苦笑)、雨の降り込むベンチで小休止。雨はますます強まってきましたが、「大笹牧場」のピンポイント天気予報は、「降水量1mm」と言い続けています。。。

 30分くらい待ったら、雨が少しマシになったので、、、再出発して、川俣湖を目指します。ここで再び問題が発生。明らかに後輪の空気が抜けかかっています。非常に嫌な予感がしましたが、とりあえず手持ちのポンプで空気を入れて、走り出します。しかし、5分ほどすると、また抜けてきます。。。これを何回か繰り返したら、空気が完全に抜けました。。。この局面でチューブレスタイヤが死ぬとは、とてもつらい。。。*2 仕方ないので、雨に打たれながらもバルブを交換し、チューブを投入。

 「リタイヤを決断するなら、川俣湖までに。。。」などと考えていたら*3、すぐに川俣湖に着いてしまいました(笑)

 運命の分岐点。右に行くと、林道川俣桧枝岐線。左に行くと、国民宿舎や温泉街があります*42年前に奥日光を走ったときは、ここを左に進んで山王峠を登ったのですが、、、分岐にある「全線未舗装路」という標識が気になり、帰宅後に福島県に抜けられるロングダートだと知りました。

 さて、どうしましょうかね? 予備チューブは1本しか持ってこなかったので、すでに後がありません(苦笑)*5 ふと空を見上げると、急に晴れてきました。きっとこれは、林道が私を呼んでいるのしょう(違) いざ逝かん、全長36kmのロングダート。

 「全線未舗装路」と書いてありますが、現在は一部が舗装されているため、「ほぼ全線未舗装路」という方が正しいかも知れません。栃木側の入口も少し舗装されています。

 舗装区間を抜けると、千葉の林道横尾線を彷彿とさせるヌタヌタ具合。。。一箇所とりわけ深い泥濘があり、見事に両足が水没。。。*6


 ここのところの雨もあってか、複数の走行動画で確認した路面よりもぬかるんでいますが、、、次第にマシになります。洗い越しなどもありますが、もはや「タイヤの泥が落ちていいわね」くらいの感想しかありません。


 林道馬坂線との分岐に到着*7。ここからの区間には、「村道馬坂2号線」という名前もあるようです。

 県境まで「13.0km」と書かれた標識。まだ標高1000mちょっとなのに、ここからの13kmで、1800m弱の馬坂峠まで登るんですか?? グラベルで(白目)

 峠に向かう途中、馬坂沢第2砂防ダムに寄り道。ダムに生えている木に漂う犬神家感(笑)


 続いて、YouTubeでよく見る川に寄り道。すでに全身ずぶ濡れ、下半身泥まみれなので、迷わずドボン。ウェアやシューズを川で洗濯。


 足回りをサッパリ(?)したら、登坂を再開。徐々に斜度がきつくなってきますが、林道の雰囲気は最高です*8


 問題は、峠に近づくにつれて、路面がガレてくること。。。可能な限り、インナーローで突破しますが、ときに徒歩と変わらぬ低速になったり。。。(貧脚)

 この区間は景色も大して良くないので、心が折れそうになります。しかし、迫る日没が心配なので、なるべく早く峠に着かなければなりません。。。以下の写真の看板を過ぎれば、頂上まであと少し。

 最後の力を振り絞って、馬坂峠に何とか到達。グラベルで登る1790mはタフですね。。。(ド貧脚)


 日没も近いので、すぐに反対側に下ります。福島側は、比較的走りやすいグラベル。パンクや落車に気をつけつつ、どんどん下っていきます。唯一足を止めたのは、定番の撮影スポット。林道川俣桧枝岐線と言えばココ、という場所のようです。

 峠から14kmほど下って、檜枝岐村に到着。集落が見えた途端、脳内に「サンサーラ」が流れました(笑) ホッとしたところで、燧の湯に入って、冷えた身体を温めます。極楽、極楽。

 入浴後は、近くのよりみちという居酒屋(兼ラーメン屋?)で夕食。チャーシューメン(大盛)と、畑のサラダ(小)を注文。どちらも美味しかったです。今夜は、檜枝岐村に泊まることにします。


 今回の走行距離は85.14km、獲得標高は2461mでした。大して走ってはいないのですが、数値以上に疲れました(軟弱) なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:そもそも、登坂中も2〜3mm降っていたと思いますが(苦笑)

*2:何かが刺さったのではなく、恐らくはビードからのエア漏れが原因。最初からリムとタイヤの相性が悪かったので。

*3:林道に入ってしまうと、保険のロードサービスが使えません。あと、どこに行けるのかは知りませんが、川俣湖にはバスも通っています。

*4:自転車乗り的には、林道奥鬼怒線や奥鬼怒スーパー林道がある、と言うべきでしょうか。

*5:チューブレスタイヤのパンクなんて、そうそう起きることではないですからね。。。

*6:足をつかなかったら、落車して、全身泥まみれになったでしょう。

*7:ここに至るまでにも分岐がありますが、いずれも右に進むのが正解です。

*8:ところどころ、少し崩落している箇所、大崩落を片付けた箇所がありました。この長さの林道が全線開通しているのは、奇跡のようなことなのかも知れません。