クロモリ迷走記

クロモリのCOLNAGO MASTERと、PANASONIC FRCD05に乗っています。カーボンのGIANT TCRと、アルミのGIANT REVOLTも持っています。

GIANT Revolt 2の納車

 また自転車が生えました(笑) アルミフレームのグラベルロードであるGIANT Revolt 2の2022年モデルです。型落ちなので、ディスカウント価格で新品を購入できました。ただ、色以外は現行モデルと同じですし、色も購入した年式の方(サテンブラックダイヤモンド)が好みです。


これまで以上にアグレッシブなグラベルライドのために、フレームを一新したグラベルバイク「リボルト」。リアセンター長を2段階で調節可能な「FLIP CHIP」システムで、最大53mmまでのタイヤ幅に対応。短い設定では加速性とクイックなハンドリングを、長い設定では荒れた路面での安定性を実現。ボトルケージを最大6ヶ所まで取り付け可能なマウント設定や、30.9mm丸型シートポストへの対応など高い汎用性を獲得。

 最近はグラベルを走る機会が増えたため、未舗装路の走行に特化したグラベルロードを買うことにしました。重量や振動吸収性の点ではカーボンフレームが有利ですが、私はハードな使い方をするので*1、より丈夫なアルミフレームをチョイス*2。上位グレード(カーボン)のRevolt Advanced 2との重量差が約1kgですが、完成車に付いているパーツのグレードが異なるため、フレーム単体の重量差は1kg以下と推定されます*3。あくまで個人的な感覚ですが、それくらいの差であれば、気軽に扱えるアルミでいいかなと。アルミフレームの振動吸収性が少し気になるところですが、グラベルロードなので、そのあたりは太めのチューブレスタイヤを低圧で運用することでカバーする予定です。
 アルミのグラベルロードの中でRevolt 2を選んだ理由は、(1) GIANTなのでコスパに優れる(さらにディスカウントされていた)、(2) 53cというかなり太いタイヤまで履ける、(3) フレームのダボ穴が多い、(4) アルミのグラベルロードの完成車としては軽い(10.4kg)*4、などです。
 現時点のパーツ構成は、完成車から変更していないので、以下の通りです。当面はボトルケージを2個つけて、ペダルを替えるくらいで、乗ってみようと思います。あとは例によって、私にはクランクが長いのと、ハンドル幅が(グラベルロードとしても)広いので、そのあたりをいずれ改善したいです(クランク長を170mmから165mmに、ハンドル幅を420mmから380〜400mmに)*5

Frame GIANT Revolt 2 ALUXX-Grade Aluminum OLD142mm (XS, Satin Black Diamond)
Shifter SHIMANO ST-R3000
Front derailleur SHIMANO FD-R3000
Rear derailleur SHIMANO RD-R3000-GS
Brake caliper TEKTRO MD-C550
Front disc brake GIANT CONDUCT HYDRAULIC DISC BRAKE (160mm)
Rear disc brake GIANT CONDUCT HYDRAULIC DISC BRAKE (160mm)
Crank set FSA VELO PRO (48/32T, 170mm)
Bottom bracket TH 7420ST (110.5-68mm)
Chain KMC X9
Cassette sprocket SHIMANO HG400 (11-34T)
Pedal WELLGO M-085
Wheel GIANT S-X2 DISC WheelSet (28H, 12mm Axle)
Tire GIANT CROSSCUT AT 2 (38c)
Head parts VP Shield Cartridge 1-1/8"-1-1/4"
Seatpost GIANT D-FUSE (350mm)
Stem GIANT Aluminum 31.8 (50mm)
Handle bar GIANT CONNECT XR 31.8 (420mm)
Bartape GIANT CORK BAR TAPE*6
Saddle GIANT APPROACH






 試しに、公式ページの情報を元に、Revolt 2TCR Advanced 1 Disc KOMのジオメトリを比較してみました(どちらも2022年モデルのXSサイズ) 当然といえば当然ですが、全く別物のジオメトリですね。こちらの記事によれば、Revoltでは、「長くしたトップチューブに比較的短いステムを組み合わせ 、ヘッドアングルを寝かせることで ロングホイールベースを実現」するMTB由来の「フォワードジオメトリ」が採用されており、「ロードバイクに比べて不安定な路面を走ることを前提として、グラベルレースに使える運動性能は維持するため、ロングホイールベースとショートチェーンステーを両立させる」意図のようです*7。また、他社のグラベルロードよりもアップライトなジオメトリになっていますが、それは160~200kmのグラベルレースを走り抜けることを目的として開発されたバイクだからなのでしょうか。


Model Revolt TCR Advanced
(A) Seat Tube 430 425
(B) Seat angle 74.0 74.5
(C) Top Tube 540 520
(D) Head Tube 125 120
(E) Head Angle 70.0 71.0
(F) Wheel Base 1029-1039*8 976
(G) Rear Center 430-440 405
(H) BB Drop 80.0-81.0 72.0
(I) Stack 556 517
(J) Reach 381 376

 現在、我が家に700cの自転車が4台。。。リムブレーキColnago Masterは別にしても、ディスクブレーキのロードバイクが3台。「そんなに要るのか?」というツッコミがありそうですが、(1) メーカーが「300km以上のロングライド向け」と謳うエンデュランスのクロモリ(FRCD05)、(2) モデル名にKOMを冠した軽量カーボン(TCR)、(3) 気軽に扱えるグラベル専用アルミ(Revolt)、という布陣です*9人生は一度きりなので、いろんな機材でいろんな遊びを楽しんでいきたいと思います。意外と長くなったので、インプレなどは別の機会に。
 なお、Revoltの購入にあたっては、以下のウェブサイトが参考になりました。

*1:自転車を担いで崩落地点や斜面を登ったり、深い藪を無理やり突破したり(苦笑)

*2:クロモリフレームという選択肢も勿論あったのですが、いろいろと考えた結果、アルミになりました。

*3:上位グレードと使用パーツを比較した表は、こちらの記事にあります。

*4:しかも、TCRと同様に重いホイールとタイヤが装着されているため、足回りを変えるだけで、さらに軽量化することが可能。

*5:その他のパーツにも手を入れていくと思いますが、あまり高いパーツは使わない予定です。

*6:ただの黒いバーテープのため、もしかしたら別の物かも知れません。

*7:本記事における2つの画像は、GIANT JAPANの公式ページから引用。

*8:リアセンター長を2段階に調整可能な「フリップチップ」システム。

*9:他人が納得するかどうかはともかく、本人的には(笑)

*10:これは、上位グレードのインプレですが、ジオメトリなどの点で非常に参考になりました。